- 一番安い配送方法が知りたい!
- 送料無料ってどうゆう仕組み?
- 商品を包むあの資材の名前って何!?
EC塾の講師紹介

- EC運営歴14年目、物販歴は17年目
- BASE・カラミーショップ・Shopify
認定パートナー - チャンキーニット店「Douillet」運営
配送方法
配送方法は大きく分けて3つあります
- 郵便
- メール便
- 宅配便
郵便
切手を貼って送る配送方法。基本的に全国一律で、重さや大きさによって値段が変わる。
普通郵便・定形外郵便・ゆうメール・速達など
書類だけでなく、軽いものの配送に向いています。また、定形外郵便は3辺合計90cmまでなので軽いものは宅配便よりも安く送れる場合もあります。ただし、追跡番号はついてないのでご注意を。
メール便とは?
お届け先の郵便受けに配送する方法。基本的に郵便受けに入る3cm以下の梱包が求められる。普通郵便とは違い、追跡番号がある。
クリックポスト・ゆうパケット・クロネコメール便・飛脚メール便など
3cm以下の商品は宅配便で送るよりも、メール便で送った方が圧倒的に安くなります。重さによっては郵便よりも安くなる場合も。
住所の入力間違いや郵便受けに入らない等、特別な理由がない限り、返送されることも少ないので安心です。
宅配便とは?
基本的に「対面」で配送される※配送方法。荷物の3辺の合計と配送先の住所によって送料が変わります。チルド配送などもあり。
※現在は、宅配ボックスや置き配など対面のみとは限らない。
ゆうパック・クロネコ宅急便・飛脚宅配便など
一番安い配送方法はどれ?

住んでる地域で若干違いがあると思いますが、岡山県民のわたし調べではコレ!
- あくまでも個人の感想です。
- 参考程度に聞いていただき、ご自身の地域&取り扱い商品で一番安い方法をご確認ください。
メール便
メール便で一番安いのは
クリックポスト
詳しくはこちら
※PC・プリンター・YahooまたはAmazonアカウントが必須です



重さによっては、普通郵便よりも安くなります
宅配便
宅配便で一番安いのは
ゆうパックのスマホ割&郵便局持ち込み
詳しくはこちら
ただし!



第2回講座でお伝えした通り、BASEの「かんたん配送アプリ」を使った方がこれよりも安い!


特別単価を交渉する
日本郵政・クロネコヤマト・佐川急便 いずれも特別単価(大口取引)の価格を用意している!



それって企業で契約するやつでしょ?



年間配送が100個を超えてきたら、交渉しやすい!
特別単価で配送する場合は、PC・プリンターが必須



特別単価の場合、顧客情報の連携とプリント設定方法は結構複雑なので各営業所の担当者の方に聞いて設定ください
配送方法の決め方
- 価格で決める
- 商品の梱包に似合った配送方法で決める
- 箱のデザインが決まっている配送方法もある
- 出荷のしやすさで決める
- 近くにある郵便局や営業所を探す
- 集荷を依頼する など
- 人柄で決める
- 配送業者さんが優しいとか荷物の扱いが丁寧とか



毎日配送するようになってくると、毎日配送業者の方と顔を合わせるようになるので人柄って結構大事。
送料の設定方法
送料設定も色々ありますが、自分のビジネスや運営に合った送料を設定しましょう!
全品送料無料



全品送料無料ってどういう仕組み!?
基本的には



送料を商品代金に上乗せしている場合が多い
イベントや期間限定で送料無料の場合は、店舗が負担してるパターンが多いですが、常時送料無料の店舗は基本的に商品代に送料を上乗せしているところが多いです。
- お客様が購入しやすい
- 送料設定で悩むことが少ない
- 2.3点一緒に買われると送料上乗せしてる分、プラスになるのでラッキー
- 単品購入されやすい
- 送料が上がったとき、全商品の価格変更が必要
1顧客1個のみの配送のパターンが多い店舗におすすめ
例えば・・・オーダーメイドのアート・大型家具・高単価商品など
○○円以上の購入で送料無料
この場合は、送料を店舗が負担しています。
〇〇円以上というハードルを設定すると「送料無料にするためにあと少し購入しよう」と思う心理を利用して複数購入を促します。



○○円以上のハードルは、平均客単価よりも少し上にするとより効果的!
※平均客単価=店舗売上÷購入者数で出せるお客様1人あたりの平均購入額
- 2点以上の複数購入を促せる
- 送料の店舗負担が大きくなる場合も
- 購入ハードルを越えられず購入自体を諦めるケースも
オリジナル商品など、ここのお店でしか買えない、ここで買いたい!というファンが根強い場合送料は気にせずに買ってくれる方が多いので、送料ハードルは設定しなくてもOK



ありがとう。の気持ちを込めて、ある金額を超えたら送料無料にしてあげるっていう考え方も素敵。
全国一律○○円
メール便など全国どこでも同じ金額の場合に特に使用する設定です。
地域や荷物の大きさで送料が変わる宅配便で、全国一律送料にする場合は、送料が高い地域へに配送は店舗負担、送料が安い地域への配送はお客様が負担となるような、平均値前後で値段で決めている店舗が多いです。
- 2点以上の複数購入を促せる
- 送料が基本的に高い北海道・沖縄・離島の方に喜ばれる
- 送料の設定によってはお客様・店舗の負担が高くなる場合も
- 同梱による荷物のサイズアップ時に店舗に送料負担がある
地域によって送料を変える
宅配便など、地域によって送料を変える配送方法です。
- 2点以上の複数購入を促せる
- 送料負担が大きくなる地域もある
- 同梱による荷物のサイズアップ時に店舗に送料負担がある
- 47都道府県の送料の把握が面倒



BASEのかんたん配送アプリは送料全国一律なのでこれはあまり気にしないでOK
荷物の大きさによって送料を変える
宅配便のサイズによって送料を変える方法です。複数購入されると送料も上がっていくパターン。
- 同梱によるサイズアップ時の店舗の送料負担が少ない
- 同梱するたびに送料があがるためお客様のお得感が少ない



わたしはコレを採用していました!
過去の経験上「安さ」を求めるお客様=クレームにつながるパターンが多い



安さを求めるなら他のお店で買ってください。
そんな気持ちでしておりました。
いま紹介した送料設定を組み合わせて利用することがお勧めです。
同梱による送料アップの設定方法
メール便→宅配便の設定
例えば






- 靴下1足の場合:メール便
- 靴下3足の場合:メール便
- 靴下4足の場合:宅配便



どう設定したら?!
送料の重量設定を活用しましょう!
例えば、送料設定で「メール便」を作る際に「1~100gまで」と設定にします。
そして、靴下の商品設定で重さを「30g」と設定します。




すると、3足まではメール便・それ以上は宅配便に自動的に設定されます。



靴下そんな軽くないけど?
実際に梱包資材に何個入るか?を確認してから設定してください。
こんな疑問



なんで100÷3=33gの設定じゃないの?



例えば靴下3足の隙間に、別の小さい商品(例えば指輪や鉛筆など)が入るならその隙間分の数量を用意しておくイメージ



もちろん、3足でぴちぴちでもう何も入らない!ってことなら33gでOKです
60サイズ→80サイズの設定
例えば






- かばん(小)2個 60サイズ
- かばん(大)1個 60サイズ
- かばん(小)(大)1個ずつ 80サイズ



どう設定したら?!
送料の重量設定を活用しましょう!
設定はこんな感じ


例えば、
60サイズの送料設定に「1g※~500gまで」を対象にします。
※100gまでメール便にしていてお客様が配送方法を選択できないようにする場合は101g~でOK
80サイズは「501~1000g」と設定
かばん(小)を「200g」と設定
かばん(大)を「500g」と設定します。
すると、先ほどの条件がクリアされます。
80サイズにかばん(大)が3個入る場合は333gとかでもOK



こんな感じで活用していきましょう!
実際に梱包資材に何が何個入るか?を確認してから設定してください
送料はお客様に分かりやすく伝える
送料無料の場合
「全品送料無料」「○○円以上のご購入で送料無料」こちらはお客様の購入を後押しする重要なメリットなので、店舗のTOPページにも記載しておきましょう。商品ページ内でも表記していた方が親切です。(BASEやSTROESでは自動で表記されます)
メール便の場合
【メール便対象】 と書くだけでもお客様の送料に対する安心感が違います!


「商品名」「商品詳細」の両方に明記するのが一番わかりやすくて親切!



メール便の場合、配送方法を「商品ページ」内にも明記しましょう!
ネットで注文=宅配便でくると思う方もまだまだ多い。
郵便受けを確認せずに、商品が来ない!と困惑する方もいるので、メール便の場合は明記をしっかりしておきましょう。
もっと具体的に書くなら
[配送について]
こちらの商品は〇個まで【メール便】の配送です。他の商品と同梱された場合は[宅配便]に自動で変更になる場合がございます。
宅配便の選択をお客様に与える場合
[配送について]
この商品は〇個まで【メール便】の配送です。[宅配便]での配送をご希望の場合は、決済画面の「配送方法」からご変更いただくことも可能です。
同梱ごとに送料が変わる場合
同じ商品を取り扱う場合
同じ商品だけを取り扱っている場合は、送料の設定自体を「何個分」で記載するとわかりやすいです。



Douilletは色んな商品取り扱ってましたが、メインで毛糸が売れてたので毛糸の個数で送料表記していました
Douilletの例
サイズ | 送料 |
---|---|
60サイズ(毛糸1個分) | 760円 |
80サイズ(毛糸2-3個分) | 1,030円 |
100サイズ(毛糸4-6個分) | 1,310円 |
120サイズ(毛糸7-12個分) | 1,620円 |
140サイズ(毛糸13個以上) | 1,890円 |
で、毛糸以外の商品は各商品ページで
この商品は毛糸3個分の送料を参照ください。
と記載していました。
例えば
- プリン
- キャンドル
など「同じサイズの商品だけ」を取り扱う場合はこのパターンが最適です。
梱包資材



購入する際に参考にどうぞ。
段ボール
3辺の合計60→80→100→120→140cmと20cmごとに送料の値段が変わるので、どのサイズが最適か?を選びましょう。
60サイズでも様々



意外と段ボールって高い!
割れ物や傷がつくようなものでないのなら、紙の袋やビニールタイプの袋でもOK
紙・ビニールタイプの袋
メール便の梱包資材
副資材の名前
段ボールの中で、商品を包む副資材っていろいろあるんですが



あの~アレってなんていう名前?
透明な袋・・・「OPP袋」
ぷちぷち・・・「緩衝材(かんしょうざい)」「エアパッキン」
薄い紙・・・「薄紙」「薄葉紙(うすようし)」
薄い紙っぽい布っぽいやつ・・・「不織布(ふしょくふ)」
茶色の大きい紙・・・「クラフト紙」
今は、結構100均でそろう



まずは100円均一でそろえるのも全然あり




次回予告
次回は、
4月4日20時~「商品ページの作り方」
売上アップに必要なこと、商品撮影の方法などについてお話していきます!
このあと、講座生の非公開講座では実際にBASEの管理画面を見ながら送料設定のやり方を説明していきます!
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